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奈良医院だより №452 |
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奈 良 医 院
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放っておくと怖い「心房細動」 蒔苗 隆 心房細動は心臓の動きが不規則になってしまう不整脈の一種で、日本国内では100万人以上の患者さんがいると推定されている頻度の高い病気です。動悸や息切れなどの不快な症状を引き起こすだけでなく、心不全や脳梗塞の原因となり健康寿命を大きく損ねる可能性のある病気です。 心臓は胸の真ん中にある握りこぶしくらいの大きさの筋肉でできた袋のような臓器で、全身に血液を送るポンプの働きをしています。4つの部屋には右心房、左心房、右心室、左心室というふうに名前が付けられており、それぞれが適切なタイミングで収縮と拡張を繰り返しています。そして4つの部屋が適切なタイミングで動くように電気回路で結ばれていて、右心房にある洞結節から電気が心臓全体に流れて、それぞれの部屋が電気に反応して動くようになっています。心房と心室は大きく異なる役割を担っています。心室は大きく分厚い筋肉をしています。これは肺や全身に血液を送り出すポンプの働きをしているためです。一方、心房は小さくて薄い筋肉でできています。実は心房はポンプとしての働きだけでなく、右心房の洞結節に代表されるように心臓の動くタイミング(心拍数)を調節する働きをしています。 心房細動の合併症で怖いのは心原性脳梗塞(塞栓症)と心不全です。これらは症状の有無に関係なく起こりますし、命にかかわりますので、決して放置してはいけません。 てんじゅ裏 |