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奈 良 医 院
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令和6年10月1日
(2024年)
「秋に寄せて」
奈 良 正 人
【スポーツの秋】
1964年に開催された東京オリンピック開会式が10月10日であり、その日を体育の日(現在スポーツの日:10月の第二日曜日に制定)と呼ぶようになり「スポーツの秋」が言われるようになりました。体を動かすことにより、高血圧症、脂質異常症、糖尿病等生活習慣病に良い影響があると言われております。また認知症発症には、様々な影響のある可能性のある因子を調査した研究では、認知症予防に統計学的に明らかな差があるのが運動と言われております。運動着を着てのスポーツとこだわらず、身体を動かすのがすべて運動と考え動きましょう。栗拾い、キノコ狩りなどを含め身体活動することで、動脈硬化の危険因子の抑制に役立ち、認知症にもなりにくいとすれば動かないでいることは無いと思いますし、費用対効果も実感できると思います。
【食欲の秋】
秋になるとクマやイノシシ等野生動物は人間の住む地域に出てきて、農作物を荒らしたり、食べたりしております。冬眠に備え、食べ物をたくさん食べ、脂肪分を蓄えるため、本能的な行動と言われております。人間は冬眠しませんが、寒い冬を乗り越えるため、秋になると「脂肪分を蓄えようという本能が働き、自然と食欲が増すと言われております。そのため秋にはたくさん食べてしまう傾向にあります。加えて栗、サツマイモ、柿、ビワ等野菜果物や脂肪たっぷりのサンマなどおいしい食べ物があることで、食欲が増してしまいます。食欲に任せて食べ過ぎると、体重が増え血糖、コレステロール、尿酸等、動脈硬化の危険因子も増えてきます。昔から「腹八分目医者いらず」と言うように、食べ過ぎに注意し、食欲の秋に対応しましょう。
【芸術の秋】
暑さも一段落し、芸術作品の制作も集中して取り組むことできることから「芸術の秋」と言われるようになったとのことです。文化祭はじめ、音楽、絵画、写真、陶芸、手芸等の発表、展示会等が多く開催される季節。自分の作品だけでなく、多くの作品に接したり、発表を見聞きしたりすることで、心が豊かになり楽しい思いをすると免疫能力が上がると言われております。他に免疫能力を上げるためには、身体を暖めたほうが良いと言われております。また、芸術と言えるか微妙ですが、紅葉を見ながらのアウトドア活動やリラックスできる楽しい身体活動も有効と思います。免疫能力が上がると、インフルエンザ、コロナ感染症等をはじめとした感染症に罹患しにくくなり、癌にもなりにくくなると報告されております。
この秋、食べ過ぎに注意し、身体を動かして体重も減らし、楽しい思いをすることで、感染症、癌、認知症の予防にもつながるよういろいろやれることを工夫してやりましょう。冬眠前の動物の捕食活動は活発になる季節です。山菜取り、散歩、バーベキュー等アウトドア活動ではクマに合わないよう、ラジオ、熊鈴、ホイッスル等、音を出し複数で行動するよう注意しましょう。
てんじゅ裏
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