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奈良医院だより №458 |
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奈 良 医 院
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高尿酸血症について
奈 良 正 人 高尿酸血症とは血中の尿酸値が7.0以上の高い状態を言います。尿酸とは「プリン体」という物質が体内で分解されてできる物です。プリン体は運動したり臓器を動かしたりするためのエネルギー物質で、常に体内で作られています。細胞でエネルギー代謝にかかわるプリン体の最終代謝産物が尿酸で、尿酸が高いだけでは自覚症状はありませんが、高いのが続いていると、結晶になった尿酸が関節などにたまり、炎症がおこり、激痛の痛風発作がおこります。また腎臓にたまると結石ができやすく、場所により、腎臓結石、尿管結石、膀胱結石等、尿路結石と呼ばれ強い痛みが出ることがあります。石は酸性液中で固まる性質を持つため、尿が酸性に傾きやすい高尿酸血症の患者さんは特に注意が必要です。更に狭心症や心筋梗塞といった心臓の病気の危険率も高まると言われております。尿酸が高くなり易いのは女性より男性で、日本人を含むアジア人の方が遺伝的に影響を受け易いと言われております。その為プリン体の多く含むビールや食べ物を少なめにした方が良いのは勿論ですが、アルコール自体が、尿酸の合成、排泄に関係しており、プリン体ゼロだから安心というわけにもいきません。
高尿酸血症の予防 プリン体の多い食材:白子類、レバー類、干物(マイワシ、マアジ、サンマ)、肉等を控える。 野菜、果物、豆類、全粒穀類などをバランス良く食べる。 尿路結石予防のため水分を多くとる。 すべての種類のアルコールの量を減らし、特にビールは控える。 甘い飲み物やジュース類を控える。 激しい運動を避け、軽い運動を心がける。 肥満がある人は、食事の見直しと運動で肥満を解消する。 高尿酸血症の治療 食事、運動療法+薬物療法 尿酸高値が続いたり、痛風発症例ではお薬を服用する。 |