奈良医院だより №460

       

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奈 良 医 院

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令和7年4月1日      
(2025年)          

                            花粉症流行

              奈 良 正 人

  3月に入ってからも雪が降り、例年より降雪量が多い状況でしたが、今シーズンはいつもより、花粉症の症状で早めに来院する方が目立つように思います。関東地方では秋田県より、スギは少ないと思いますが、舗装率が高いため一度舞い降りたスギ花粉は何回も空中に舞い上がるため、影響が多く出ると言われております。一方秋田県では舗装率が低く地面に落ちた花粉が何回も舞い上がる事は少ないのですが、スギ自体が多いため注意が必要です。花粉症対策として毎日の生活の中でできることを、積極的に取り組んで対応していきましょう。
 外出時はマスクやメガネを使用しましょう。マスクは花粉が鼻やのどに入るのを防いでくれます。メガネは花粉が目に入るのを防いでくれますが、ゴーグル型の方がより効果的です。衣類については、織り目に花粉が入らないよう、滑る素材の物がおすすめです。ロングヘアーの場合も注意が必要です。髪をまとめたり、帽子をかぶったりして対応しましょう。外から帰ったら玄関ドアを開ける前に、外で衣類や帽子、持ち物などから花粉を払い落としてから家に入りましょう。また外出後はうがいや洗面を心がけましょう。ペットでは犬の散歩後、人間同様、ブラッシングを心がけましょう。掃除機をこまめにかけるのも必要ですが、フローリングでは、花粉が舞い上がり易く、拭き掃除もするようにしましょう。花粉飛散が多い季節では、部屋の換気を飛散量の少ない早朝か夜にしましょう。また、花粉症シーズン、洗濯物や布団は外に干さないようにしましょう。心身の鍛錬と生活習慣の見直しで身体の抵抗力を落とさないようにしておくと、症状を軽くすることができます。具体的には運動習慣で血のめぐりが良くなると鼻づまりが軽くなります。睡眠不足や過労、ストレスも身体の抵抗力を落としますので注意しましょう。また、栄養のアンバランスもアレルギーに影響します。バランスの良い食事を摂るようにし、アルコールの摂りすぎにも注意しましょう。
 近年、抗アレルギー剤も、眠気の無い物、持続時間の長い物、口腔内崩壊錠で服用し易い物が開発され、アレルギー性結膜炎の目薬も少ない量で長時間効果を持続するタイプや、上まぶたに塗って使うタイプで目薬と同様の効果がある薬剤もでてきております。症状がひどくなる前から使用し始めると効果的ですので、例年の症状発現時期を意識し、早目に治療を開始し対応すると楽に過ごせると思います。今まで花粉症でなかった人でも、喘息、アトピー性皮膚炎、湿疹、蕁麻疹がでるなどのアレルギー体質を持っている人や、血縁にアトピー体質の人がいる子供さんたちも、出てくる可能性がありますので、免疫能力を高めておくと良いと思います。免疫能力を高めるには、身体を冷やさない事、楽しい思いをすることが有効と言われております。楽しい思いを多くして、人生を謳歌できるよう生活習慣を今一度見直してみるのも、良いと思います。てんじゅを全うするまで・・・。


                 てんじゅ裏