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奈良医院だより №461 |
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奈 良 医 院
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帯状疱疹ワクチン接種のすすめ 奈 良 正 人 帯状疱疹は子供時代にかかった水ぼうそう(水痘)ウイルスが、再活性化して発症します。このウイルスは水痘が治った後も脊椎付近の神経節に潜んでいるため、水痘の既往がある方全員が帯状疱疹を発症する可能性があります。過去には水痘を発症した子供達との接触機会が多く、追加免疫効果があり、抗体価が上がっていたため、帯状疱疹発症例は今ほど多くありませんでした。幼少期に水痘ワクチンを行うようになってから、水痘にかかる子供達が激減し、大人の追加免疫の機会が少なくなってきたため近年帯状疱疹が多発するようになったと思われます。発症した時、ウイルスは神経を破壊しながら増えるため、症状としては神経痛と発疹が主な物ですが、その程度には個人差があり、神経痛が長く残ったり、顔面神経麻痺や視力障害が残ったりするケースもあります。り患した時軽く済むよう祈るよりも、ワクチン接種で予防するほうが現実的です。疫学調査研究では、80歳までに3人に1人が帯状疱疹を発症すると報告されております。免疫能力が低下した、高齢者、抗がん剤治療例、糖尿病患者、ステロイド剤服用例等も発症の要因になります。高齢化社会では帯状疱疹の発症多発が危惧されます。その為国も本格的な予防に動き出し、帯状疱疹ワクチンを定期接種とし、各自治体も医療機関と連携し実施するようになりました。帯状疱疹が疑われたら早目に医療機関を受診し、ウイルスの増殖を抑える早期治療を開始し後遺症発症予防に努めましょう。 |