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奈良医院だより №465 |
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奈 良 医 院
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日本式ウオーキングのすすめ
奈 良 正 人
「1日1万歩」より効果的と注目されているのが「日本式ウオーキング」と言われるインターバル速歩。最近NHKの番組や米国を代表する新聞ワシントン・ポストでも紹介されるほどその注目度が高まっています。この健康法は信州大学医学部大学院医学系研究科の能勢博特任教授らが研究し、提唱している「インターバル速歩」は「さっさか歩き」と表現される早足と「ゆっくり歩き」を交互に繰り返す歩き方で、具体的には3分間の「速歩(さっさか歩き)」と3分間の「ゆっくり歩き」を1セットとして、最低でも1日5セットを行えば、健康効果があるとされ、1日あたり最低30分で効果があることになります。1日の「速歩」時間が合計で15分になることが重要で、朝、昼、夜に分けて実施しても同じ様な効果が見られ1週間4日以上、5ヶ月間続ける事を目標に取り組むと健康効果があるとされております。「速歩」のスピードは「ややきつい」と感じる程度。できるだけ大股で踏み出し、かかとから着地するようにすることを意識するのが良いとされ、背筋を伸ばし、大きく腕を振ることがポイントとされています。2004年以降、現在も続いている能勢特任教授らの研究では、「インターバル速歩」を5ヶ月間続けた約1万人のデータが蓄積され、その結果からこの健康法を続けた効果として、体力が平均10%向上し、高血圧や高血糖、肥満などの生活習慣病は平均20%改善したという事です。また認知機能改善効果もあったということです。このインターバル速歩健康法は、1日30分歩くだけで効果があるとされますが、スナック菓子をむしゃむしゃ食べながら体を気遣う米国人の心を掴んだようで、社会現象になりつつあるという事です。米国では日本ブームが続き、日本の食や文化に多くの市民が関心を寄せていることもあり、この健康法には「Japanese waking(日本式ウオーキング)」という名称がつけられたということです。米国でも「1日1万歩」は健康維持の秘訣だとされていましたが、日々の生活の中で1万歩達成のハードルは高く、「インターバル速歩」は1万歩も歩かずに、健康効果があるため、「日本式ウオーキング」恐るべし!健康を気にする米国人は衝撃として受け止めているようです。 |